3月も後半。
4月1日の入職式や初日の朝を想像して、胃が痛くなっている人も多いのではないでしょうか? 特に不安なのが、スタッフ全員の前でする「自己紹介」ですよね。
- 「ハキハキ喋らなきゃ」
- 「爪痕を残さなきゃ」
- 「デキる新人だと思われなきゃ」……。 そんなふうに自分を追い込んでいるあなたへ。
大学教員として多くの学生を送り出してきた私から、あえてこう伝えたい。
「自己紹介は、60点で合格。100点を目指すのはむしろ逆効果ですよ!」
今日は、なぜ「100点を取らなくていいのか」その理由と、現場で本当に好かれる「合格点の挨拶」についてお話しします。
- 初日から好印象なDHになりたい
- 自己紹介がそもそも苦手
- さらっと自己紹介できるテンプレートが欲しい
完璧すぎると「教えにくい」と思われる
心理学には、完璧な人よりも少し欠点がある人の方が好感を持たれる「プラットフォール効果」というものがあります。
新人さんに現場が求めているのは、流暢なスピーチ力ではありません。 あまりに完璧な挨拶をしてしまうと、先輩たちは「この子、プライド高そうかな?」「教える隙がないかな?」と、無意識に身構えてしまうことがあるんです。
「緊張して言葉が詰まる姿」は、新人さんらしくてむしろ好印象。 一生懸命さが伝われば、それが一番の「可愛がられポイント」になります。
緊張する時は「えっと」とひと呼吸置いてもいいですよ。「えー」「あー」と言った言葉(フィラーワードどいいます)は自分の思考をまとめる間の繋ぎに役立ちます。ただしスピーチや発表には不向きな言葉です。使いどきに注意。
現場が求めているのは「中身」より「誠実さ」
先輩たちが自己紹介で見ているのは、話の面白さではありません。 以下の3つの「非言語情報」だけです。
- 目を見て話しているか(誠実さ)
- 笑顔があるか(安心感)
- 「よろしくお願いします」という姿勢(謙虚さ)
この3つさえ揃っていれば、内容は「〇〇大学出身の〇〇です。趣味は〇〇です。精一杯頑張ります!」という、ありきたりなもので100点満点。 難しい抱負を語る必要はありません。
自己紹介は「ゴール」ではなく「きっかけ」
自己紹介は、あなたの評価を決める最終試験ではありません。
その後、掃除をしている時や準備をしている時に、先輩から「さっき趣味が〇〇って言ってたね!」と話しかけてもらうための「きっかけ作り」に過ぎません。
だからこそ、100点の演説をするよりも、「好きな食べ物」や「最近ハマっていること」を一つポロッと混ぜるくらいの方が、その後の人間関係がスムーズになります。
読書や映画など、一般的な趣味よりも「推し活」や「Q10爆買い」など新人さんの個性が出る項目の方が魅力的です。特に趣味がない場合は出身地を答えるだけでもOK。
【実践】これで合格!教員が教える「60点の自己紹介」
背伸びをしない、でも誠実さが伝わるテンプレートを用意しました。
「おはようございます!今日からお世話になります、〇〇(名前)です。 〇〇大学を卒業したばかりで、今は正直、緊張で頭が真っ白です……。 不慣れなことばかりでご迷惑をおかけするかもしれませんが、一日も早く戦力になれるよう、一生懸命頑張ります。 指導のほど、よろしくお願いいたします!」
「緊張しています」と正直に言ってしまうこと。これで、あなたのハードルはグッと下がり、周りは「助けてあげよう」というモードになります。
まとめ:あなたは「笑顔」でそこにいるだけでいい
自己紹介の成功は、上手く喋ることではなく、「今日からこのクリニックの一員になります」という意思表示をすることです。
噛んでもいい、声が震えてもいい。 あなたが笑顔で挨拶を終えた時、そこには必ず、あなたを温かく迎えてくれる先輩たちがいるはずですよ。




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